ホーム太宰府天満宮幼稚園とは 園長先生からのメッセージ

園長先生からのメッセージ

本物を体感して日本人の心を持った国際人を育成する。

太宰府天満宮幼稚園は、終戦後の復興期に寝る間も惜しんで働く氏子さんたちのために、お子さんをお預かりするというニーズに応えて誕生しました。以来70年、たくさんのお子さんをお預かりし、親子孫三代で通ってくださっているご家庭もあります。
天満宮の中に幼稚園があるということは、園児は日々の生活において、天満宮と同じ環境にいるということです。毎朝、天神さまへのご挨拶から一日がスタートします。常に天満宮とともに生活があり、境内を庭のように遊びまわる時間もあります。
私は「理想の神社」とは「その時代、その時代のベストを作っていく」ことだと考えています。ただ古いものを守るだけではなく、常に更新していく、良くしていくということです。そのためには、「本物である」ことにこだわる必要があります。これは幼稚園に対しても同じように考えています。子どもたちには、本物を体感して成長してほしいと考え、和菓子や相撲、神事といった天満宮や日本ならではの文化にふれる行事もたくさん実施しています。また、平成29年度から、英語のレッスンをプログラムに組み込みました。天満宮の行事を通して誇りと思える日本人を育てていくという方針はそのままに、日本人の心を持った国際人を育成するための新しい取り組みです。変わらないために、変わり続けていくことが、天満宮にも幼稚園にも必要なことだと考えています。

体感しながら学ぶ「英語のレッスン」
私たちは「本物の種を蒔こう」といつも言っています。園児にたくさんの本物を体験・体感させてあげる。その種は、すぐに芽吹かなくてもよいのです。種のままでも構いません。成長し社会に出たあとで、ある種がきっかけで何かを見つけることができるかもしれない。そんな「可能性」をひとつでも多く経験させることで、子どもたちは古くからある良いものや新しく更新していく素晴らしいものをしっかりと記憶に刻んでいます。「太宰府天満宮幼稚園」で、日本人としての豊かな心持ちの育児をご一緒にいたしましょう。
園長:西高辻 信良
プロフィール
第39代太宰府天満宮宮司 現最高顧問
福岡県神社庁長
昭和62年4月 太宰府天満宮幼稚園園長就任
当園の卒園生でもある